2006年7月10日
台風一過、夏の空
海況は落ち着いた。今日は大潮だしマンタを見るには最高の日ではある。そして久々に園田さんが海に出る。これは期待できる。今日からは大阪から来た友人も合流した。
ダイビング後は"あけぼの"での宴会もあるし、最高の一日になりそうだ。
1.米原キャンプ場前
いつもより岸に寄ったポイントで点在する根に小物がターゲット。
思えば1993年9月に初めてやってきた石垣で米原キャンプ場前のリーフにスキンダイビングで潜り、上がるのを忘れて1日中泳いでいた海だ。その時、"この海を写真に撮りたい"と思ってダイビングを始める決心がついた思い出の場所だ。
根にはスカシテンジクダイが群れていてそれを狙うミノカサゴなどが根付く。カクレクマノミのいるイソギンチャクも狙い目だ。周辺の砂地にはゴンズイの群れが餌を探していて、穴を覗くとエビ系が隠れているという楽しいポイント。アンカー下のリーフエッジには美しいサンゴがあってワイドでも十分にいい写真が撮れると思う。
映画"ニモ"が公開された直後、石垣島のクマノミが減少した。映画を見た時はかわいそうと思っただろうがそれからかわいいニモを自分の元に置きたいという勝手な思いで熱帯魚屋でクマノミを買うのってどうよ。自らニモを作り出してどうする。
1ぴきずつを見るとかわいい目をしているゴンズイだけど、群れで一心に砂に口を突っ込みえさを食べる姿はちょっと不気味。
米原周辺はハゼの種類も多い。それぞれが特徴のある顔をしている。中にはこれがハゼ?というのもいるけど。
2.石崎マンタスクランブル
潜行して根に移動中にマンタと遭遇。これは期待できる。マンタを待ついつもの根ではさっそくマンタがやってきてホバリングを始める。ようやく写真が撮れる。
今日のマンタは機嫌がいいのかずっとホバリングしているし、何匹かが入れ替わりでやってくる。ようやく石崎らしくなってきた。
何度かのシャッターチャンスがあり、マンタがいなくなったので近くの根に向かうと1匹のマンタがホバリングしていた。でも何かおかしい。あの根までそんなに距離があったっけ?
いや、近くのダイバーと比較して明らかにマンタが小さい。近づくと私の方に泳いできた。見ると1.5mぐらいの子供のマンタだ。何ともかわいらしい。マンタの成長率は悪いと聞くが、がんばってこの海で生き抜いて欲しいものだ。
船下に移動してそろそろ浮上かと思った時、1匹のマンタがやってきた。園田さんがGoサインを出したのでダッシュしたが私が泳いでいく方向に曲がりだしたので万事休す・・・と思った時、前方よりもう1匹のマンタがやってきた。そして2匹編隊でこちらに向かってくる。これぞ千載一遇のチャンス。
これでこのマンタダイビングはおしまい。時間になったので安全停止に入った。その間も下で1匹のマンタがホバリングしていた。
3.石崎マンタスクランブル
もうちょっと見れるかなと思って行ったけど、既に帰った後だった。残念
ナイトダイビング At "あけぼの"
石垣に来たら一度はここへ来ないとね。まずは刺身盛り合わせ。例によってシャコ貝大盛のリクエスト。でも禁漁期間なのであまりないんだって。
今が旬のカツオの卵と白子をポン酢でいただく。
煮付けは残念ながらミーパイしかなかった。ナーベラーがいい味だ。
そして最後は何と言っても寿司。今が旬のカツオがうまい。
追加で石垣牛の握りを注文。タレと薬味のにんにくの絶妙なバランスがたまらん。