2000年11月7日
一期一会
今日も天気はよくない。風が少ないので何とかマンタスクランブルに行ける。
だが青い海、輝く太陽の中を悠然と泳ぐマンタというシーンは望めん。まぁ、会えればいいか。
昨日無理してマンタスクランブルに行ったショップの情報ではいなかったとのこと。
ちょっと不安な気持ちになる。いや、あいつは必ず来る。絶対に来る。
1.マンタスクランブル
天気が悪い上に雨続きで非常に濁っている。視界が悪い。これでは近くを通っても見逃してしまうことも。
いつものフォトスタジオに移動。あいつは絶対にここに来る。
15分経過、まだ来ない。今回は会えないのか。
20分経過、他のメンバーが少しづつ船のほうに移動を始めた。いや、あいつは絶対に来る。
25分経過、あいつは絶対に・・・来たぁ、待っとったで!!!。
他のメンバーは離れていて気づいていないみたいだ。
やむをえん、こういう非常事態には一人で突撃するべし。
フル加速ですばやくポジションを決め、シャッターを切る。
そう、この手にダイレクトに伝わるニコノスのメカニカルな感触。
シャッターを切る指とフィルムを巻き上げる指とがカメラと一体となり、規則正しいリズムを刻む。
そのリズムに合せるかのようにマンタは目の前を優雅に舞う。やっぱりダイビングはこうでないと。
2.マンタスクランブル
天候はさらに悪くなり、大粒の雨が降り出した。フィルムを交換してエントリー。 全部撮り切るつもりで先ほどの根に向かう。
マンタはホバリングを続けていた。
よっぽどこの根が好きとみえる。しかしさっきのダイビングよりも暗くなっているので限界まで絞りを開けるがこりゃアンダーになるな。悪い条件だがひょっとしてこれが最後?との思いがあり、いつもより多めにシャッターを切る。
途中5分ほどどっか行ったがフルタイムのマンタダイビング。 でも例年の秋の石崎は1〜2匹は当たり前、5匹ぐらいいないと見た気にならんという気でいたのに・・・。 この不届き者に海神様(えべっさん?)が天誅を下されたのかも。
神様ぁ〜、5匹などと贅沢は申しません。
(3匹ということで・・・)
そして潜れば絶対に会えるなどとは思いません。
(5回に1回ぐらいは見れなくても・・・)
だから神様ぁ〜、来年はいい天気をよろしくお願いします。
いや、来年だけとは申しません。
これからもずっーと輝く太陽を〜〜〜〜〜〜
ご静聴ありがとうございました。
夕方からまたもや雨が降り出した。西表では150mmを超える大雨が・・・。うーむ、異常気象ぢゃ。 雨の音を肴に泡盛を飲るのはちょっと気分が落ち込む。