2001年6月23日
沖縄を考えよう
台風の影響で風が強い。曇ってはいるが時折太陽も顔を見せてくれる。波もそんなに高くないようだ。
6月23日は沖縄慰霊の日。1945年6月23日に沖縄総司令官 牛島 満陸軍中将が自決し、日本軍の組織的戦闘が終結したという日。しかし、住民を巻き込んだ自棄的な戦闘はまだ続く。
沖縄戦の残したものは日米合わせて25万を超える死亡者、完全に破壊された一つの島。
そして戦後、日本の権利回復のために犠牲となり、長い間、いやある意味では現在でも占領されている沖縄。
我々がダイビングを楽しめるのもこのような時代を乗り越えてきている沖縄があってこそということを心に留めておきたい。
1.石崎マンタスクランブル
「昼から出が悪いようなので今日は朝から行ってみよう。」と、師匠が1本目から石崎へ船を向けた。
エントリー後、いつもの根に移動。間もなく、マンタが一匹現れた。さすが園田さん、予想的中。すぐにもう一匹現れたがどこか行ってしまった。最初のマンタはホバリングに入る。よし、散開。ここの地形は頭に入っている。寄れる場所に陣取り、マンタを待つ。
このマンタはダイバーのエアを怖がらない。随分ダイバーに慣れている。でも、追いかけたり触ったりするのはもってのほか。ストレスを与えなければ長時間見れるのだから。
気持ちよさそうに舞うマンタ。ダイバーを効果的に入れたいな。でも、ちょっと距離があるかな。
2.山原
久々にオートフォーカスでマクロを撮ってみる。
20m付近のスカシテンジクダイが群れている根にカスミアジやナンヨウカイワリの若魚が10匹ほど群れていた。
しかし、その根にダイバーが集中するので写真が撮りづらい。安全減圧も兼ねて船の下のリーフで小物を探す。
まずはメガネゴンベとにらめっこ。なかなか寄らせてくれない。
ミナミハコフグの若魚の正面を撮ろうとするが、こっちを向いたかと思えばすぐに方向転換して逃げて行く。たとえフグとはいえ、泳ぎは速い。ついていくのはつらいな。
最後にAFをやめた原因となったクマノミに挑戦。行動パターンを読んで正面向きそうなポイントで待ち伏せ。よし、今だ、パシッ。おっ、いけるやん、ええんちゃうの。
結局AFでもMFでも撮り方は変わらない。これからはAFを使おう。
夜の部
夜、闘牛があるということなので民宿のおやじさんに連れて行ってもらう。ナイターなので400のフィルムを800に増感して撮ったが牛自体が黒いのでちょっと無理か。
明るいうちにベストショットを、と思ったけどなかなかうまくはいかない。でも十分楽しめた。