2000年7月7日
Final Chance
とうとう最終日になってしまった。今回は会えんのかね。台風3号は本土に向かった。4号はまだ停滞中。 天気は晴れ。条件は整った。
1.マンタスクランブル
エントリー直後、近くの根で白く動くものが。あれはダイバーのフィンとちゃうぞ。よし、行け!。
やっぱりマンタは来てくれた。しかもこのマンタは私が5年前から毎年会っているマンタ。
「そうか、やっぱり来てくれたな。いろいろとどうもありがとう。これからもよろしくな。」
さぁ、ニコノスVの出番。思いっきり撮るでぇ。FirstDive号は見える位置にある。ぎりぎりまで粘るべし。
このマンタはダイバー慣れしているので無茶苦茶寄って来てくれる。いつのまにか周りには50人ぐらいのダイバーがいた。
その中を優雅に舞うマンタ。この姿は何度見ても飽きないね。
おっとフィルムカウンタが30を超えた。そろそろ上がろうか。
「う〜ん、これでお別れというのはちょっとなぁ。もう1本潜るかなぁ。」
2.マンタスクランブル
「もう1本行っとく?。」
さっき会ったとこなのにもう一度会いたい。さっき一緒に潜ったメンバー全員がもう一度行きたいということで石崎連チャンDive。
マンタには人を引きつける何かがある。
フィルムをチェンジしエントリー。しかし、全然姿が見えない。なぜ???。
30分程してようやく現れたマンタはホバリングしようと根に近づいたがその根の上に陣取るダイバーがいた。
「あほかおまえら、そこにマンタが行きたがっとるやないか。」
しかもせっかく来てくれたマンタを追っかけるもんやからまたどっか行ってしもた。聞くところによると石垣北部のショップのチームらしい。
ちゃんとルールを守ってマンタに接しないとマンタが嫌がるよ。さっきも追いかけられて避難してたわけやね。
でもその一瞬の出会いでもシャッターチャンスを逃さんのがマンタマニアっちゅうもんや。
浮上の頃に戻ってきてくれたみたいで船の下で泳いでるのを船上から眺めていた。上から見るマンタも美しい。
「また秋に会おうな。それまでしばしお別れだ。」
これで石崎マンタスクランブル50勝達成。終わりよければすべてよし。
3.米原プカピー南
と思ったら、もう1本潜らしてくれるという。ハウジングはスタンバイOK、最後に米原のクマノミにもあいさつしてこよう。
最初にハダカハオコゼのいる所まで連れて行ってもらう。こいつもおもしろい顔してるね。
ハマクマノミ発見。こいつはでっかいなぁ。ガシッ!!!。
「あっ、ストロボに頭突きしよった。いがんだがな。そんなにおこらんでもいいやんか。何もせーへんねんから。」
写真を撮り始めたがこいつは目つきが悪い。もう一匹の小さいほうを撮ろうとすると邪魔をしてくる。魚にもいろんな性格のがいますなぁ。
最後はハタタテハゼとにらめっこ。50cmぐらいまでは寄らしてくれた。でもこのレンズ(60mm)ではつらい。
やがてフィルムがなくなり今回のダイビングも終了となりました。
夜はショップでお別れの宴。昼間いっしょにマンタを見たメンバーと酒を酌み交わす。やはりマンタを見た日は気分が違うね。
民宿のおやじさんが参加すると言ってたのにすっぽかした。連日の飲み会攻撃でグロッキー状態らしい。
台風3号は明日関東に上陸するらしい。関東方面に帰る人はだいじょうぶかな。でも私は関係ない。4号さえおとなしくしていてくれれば。
何はともあれ、ダイビングは無事終了。お疲れさまでした。